現在の自分の健康状態を徹底的に調べたいと思ったら、人間ドックを受けるとい方法があります。人間ドックの場合は健康診断とは違って検査項目が多いため、体の隅々まで検査することができます。特に一泊二日の人間ドックを利用すれば検査項目が充実しているため、気になっていた疑問が全て解消するはずです。検査の内容を確認してみましょう。
まずは問診と計測が行われます。自覚症状の有無や既往歴等を確認し、身長や体重の測定が行われます。計測では体脂肪率も測れますから、メタボリックシンドローム予備軍の方はしっかり確認しておきましょう。循環器系の検査では血圧測定や心電図、脈拍数の測定が行われます。
続いて胸部X線撮影や肺機能検査、胸部CT検査等を受けます。消化器系の検査ではX線を遣って食道や胃、十二指腸を調べます。肝機能検査ではGOT数値やGPT数値が分かりますし、胸部検査では肝臓やすい臓、脾臓、腎臓等の臓器を調べていきます。採取した尿からは尿たんぱく、尿潜血、尿比重、ウロビリノーゲン等が判明します。
血液を採取しているのため、血中の脂質も確認できます。コレステロールや中性脂肪の数値は標準よりも高くなっている方が多いですが、著しく標準を超えている場合は動脈硬化の危険性が高くなります。膠原病検査や骨粗しょう症検査、血液一般検査等も行われます。血液一般検査では赤血球や白血球、ヘモグロビン、血小板等の数値が判明します。
最後には生活習慣に対する保健指導を受けることになります。