人間ドックの受診を希望している人も多いと思われますが、普段の日常生活における健康度を検査するものとなりますので、一定の注意事項も用意されています。午前中に人間ドックを受診するときには、前日の夕食をとる時間帯が遅くならないように注意する必要があります。検査の内容によっては、食事の影響を受けて検査結果の数値が上下する項目があるからです。食事による影響を受けやすい人間ドックの検査項目としては、血糖値や中性脂肪を調べる検査内容となります。
人間ドックの日に朝食を摂ってしまうことによって、高脂血症や糖尿病の結果が出てしまうことも考えられますので、食事を摂ってよいタイミングについては、検査を受ける予定の医療機関の説明を聞いて把握しておくことが大切です。受診をする当日においては、他の治療目的によって服用している薬があるときには、服用を中止することになります。自分の判断で薬を止めることができない内容の場合には、人間ドックを受診する医療機関や主治医に相談しておくことが必要です。薬やアルコールについてアレルギーを持っている人は、事前に申し出ておくことがおすすめとなります。
MRIの検査を受けるときには、磁場を使用して検査をするものとなりますので、金属類を外しておく必要があります。金属の影響を受けてしまうと磁場が乱れてしまいますので、正確な写真撮影ができないことが考えられます。心臓のペースメーカーや心臓人工弁、脳動脈瘤手術を受けたことで金属クリップの装着を行っている人の場合には、MRIの検査を受けることができませんので注意が必要です。