知っておきたいがん検診のこと

がんは最悪の場合、死に至ってしまう深刻な病気です。あらゆる病気の中でも死亡率の高い病気のひとつで、日本人の死因の一位ががんによるものであるとされています。そのため、がんによる死亡者を減らすことを目的として、がん検診が行われています。がん検診は、健康上に問題のある症状のない人の中からがんの疑いのある人を見つけ出す一次検診と、疑いのあった人の中からがんの大きさや発症している場所を特定する精密検査を行う二次検診との二つの段階に分かれて慎重に行われます。

会社や地域の医療機関などで年に一度行われている健康診断とは別の検診であるため、早期発見のためにはなるべく積極的に検査を受けることが大切です。重大ながんは大きく分けて五つあります。ひとつは胃がんで、日本人の罹患率が最も多いと言われています。胃がんについで多いのが肺がんで、喫煙との関係が指摘されており、死亡率が最も高いがんであることでも有名です。

また、女性の場合は乳がんにも気をつけましょう。35歳以上の女性の死亡率が高く、がん検診による早期発見と早期の治療が望まれる病気です。また、子宮がんや子宮頸がんも女性特有のがんの一つ。とくに子宮頸がんは、若い世代にも多くみられるために注意が必要です。

がん検診によって早期に発見し、適切な治療を受けることによって比較的治りやすいがんでもあります。そして、食生活の欧米化に伴い、大腸がんも患者数が増加してきています。また最近では飲酒との関連も考えられてきています。がんは、加齢に伴った身心の衰えに加えて、喫煙や食生活、労働環境など、さまざまなストレスが原因で起きる病気です。

体にストレスをためない生活を心がけ、早めに自分の体の不調のサインに気がつくことで、重大な疾患を予防しましょう。

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