がん検診の特徴について

がん検診とは、がんにかかっているかどうかを診察、検査を行い調べることです。がん検診には、対策型健診と任意型検診があります。対策型検診では、対象集団全体の死亡率を下げる目的で行われる公的な予防対策として行われる検診のため、少額の自己負担もしくは無料で受けることができます。対策型健診では、胃がんや大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの5種類があります。

それぞれ対象年齢と検診間隔が決められています。任意型検診では、医療機関などが任意で行う医療サービスとなるため、基本的には全額自己負担となります。対策型健診と異なり、自分の目的や好みに合わせて検診を選択することが可能です。がん検診のメリットとは、早期発見、早期治療が可能なことです。

検診は、自覚症状がない状態で行われることが多く、がんが進行する前に発見することが可能です。昔はがんは不治の病と言われていましたが、現在では、早期発見、早期治療を行うことで、多くのがんは治ります。自覚症状が出てから受診した場合には、がんが進行している可能性があり、身体に負担がかかったり、時間がかかり、臓器によっては治療できないことがあります。定期的にがん検診を受けることで、がんになる前の病変を発見することが可能です。

具体的には潰瘍やポリープ、異型上皮などがあります。これらの病変が軽い場合には経過観察を行い、必要に応じて治療することによりがんになることを防ぐことが可能です。

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