大切な家族のために、人間ドックを受ける人が増えてきています。自分だけのためだったら、病院に行くのが面倒だったり、病気になってから治療するからと思っていたりしてしまいますが、家族が困ったり、辛い思いをすることを考えると、人間ドックを定期的に受けて、できるだけ長く健康でいたいと思う人が増えてきているのです。テレビで、病気の番組が増えたり、芸能人が人間ドックを受けて健康チェックを行って病気を見つけるような番組が放送されたりしていることも、人間ドック人気の理由と考えられます。近年では、医療業界にも新しい考え方が浸透してきており、病気になってから治療するのではなく、そもそも病気にならないようにしようという活動が盛んに粉割れるようになってきました。

病気を予防する取り組みを、予防医学と言い、人間ドックも大切な予防医学のひとつとして推奨されています。病気の人ではなく、健康な人が受ける、検診なのです。普段の生活で、何の問題もない人が、年に一度くらいの頻度でしっかりとした検査を受けることで、病気になる前の小さな兆港を見つける早期発見をして、早期治療することが目的です。病気になっていないので、健康保険が使えず、数万円という高い費用が必要になるため、受けたがらない人が多かったのですが、病気になってしまうともっとたくさんのお金と、通院治療にかかる時間や薬代、そして、何より、健康で快適な時間が貴重、という考え方が浸透してきたので、早期発見をしようとする人が多くなっているのです。